【ミリオン10th-act4】ライブは儀式だ

先日アイドルマスターミリオンライブのKアリーナの公演に参加した。元々シャニマスが大大大好きでたまらない私。友人のミリオンPとミリアニ先行上映、その後のact3を配信で見せられた勢いそのままにact4を両日応募した。(その代わりにシャニマス6thに着いてきてもらう約束だ)

 

シャニマスはライブに全員揃うことはそれほど難しくない。最近は体調不良の方がいたり、お仕事が忙しくなったりと以前のようにはならなくなってきたが、過去の円盤にはキャストが全員揃っているライブは多い。しかし、友人の話によるとミリオンのライブにキャスト39人全員揃うact4千秋楽はとんでもないライブとのことだった。

 

ブランドが始まって10年の記念すべきライブの千秋楽で、みんなが願い続けた39人全員が揃うライブが行われるとはなんとドラマチックだろうか。合同ライブやアニメでチラッと覗いている私でもその感動は分かるので、ずっと追い続けてきた人々の感動は計り知れない。

 

ありがたいことにそんなチラッと覗いているレベルの私はact4の両日現地チケットを得ることができた。SNSやコミュニティで行きたくても行くことができない人々を数多く見かけた。その人らのためにも私は全力で楽しむぞの気持ちを抱えながら、楽曲の予習を重ねた。

 

迎えたday1、席はLEVEL3の前方の席。初めてのライブにしてはかなりちょうど良い席だった。電波感傷、ABSOLUTE RUN!!!、Marionetteは眠らないなどで順調にUOを折った。ソロ曲は予習不完全ではあったが、いい曲揃いで足でリズムを取りつつ楽しんだ。

 

そして、今回ブログを書くに至るきっかけになったday2を迎える。先述したが、39人キャストが揃うライブだ。本当にありがたいことに、これは奇跡としか言えないのだが、アリーナの3列目の席を引いた。10年の記念すべきライブの千秋楽、みんなが願い続けた39人全員揃うライブでこんなことがあっていいのだろうか。アソプレでday2を当てたのは私であったので、アニメからact3と私を振り回してきた同行人も動揺していたし、感謝された。

 

さて、タイトルにある通りact4のライブで儀式があったという話をしていきたい。ここからの話はあくまでも私の考え、見解であることをご承知いただきたい。

今回のライブでは2日間で39人が各々のソロ楽曲を披露した。ソロ楽曲はすごい。あの大きいステージでアイドルが一人で自分のために作られた楽曲を歌唱するのだ。ユニットで歌唱するときとは違い、会場にいる人の全員がそのアイドルを見る。アイドルにとってもキャストにとっても(担当Pにとっても)気合いの入るステージだろう。

 

私はアイドルマスターのライブが好きだ。キャストがアイドルのことを理解し、寄り添い、そこにアイドルを顕現させるように歌い、踊り、パフォーマンスをする"ある種の儀式"とも言えるイベントはかなり楽しい。現在では3Dモデルを生かしたMRライブが実施されることも多くなってきたが、キャストがステージに立つライブはそれ自体の魅力がある。

 

キャストのステージの立ち方にも様々な種類があると私は思っている。アイドルを支え、隣にいるようにパフォーマンスするキャストがいれば、アイドルの代役のような形で"自分の我"を出すキャストもいる。

 

このブログで特筆したいのは、第3の種類である「アイドルに成る」立ち方だ。こちら側が補正をすることなく、そこに"居る"を演出するパフォーマンスをするキャストが存在する。代表的なのはやはり765ALLSTARSの天海春香中村繪里子さんだろうか。

 

しかし、"居る"を演出できるキャストは数少ない。実際act4のソロ歌唱でもアイドルに成るようにステージに立つキャストは多くいたが、こちら側がそう(補正をかける感じ)見るから視えるのであって、"視"えてはいなかった。ただ、決して否定的な話をしたいわけではなくて、どのソロパフォーマンスも本当に良かった。印象に残っているものを挙げると、矢吹可奈「おまじない」、高山紗代子「Only One Second」、北沢志保「ライアー・ルージュ」、横山奈緒「Super Lover」、篠宮可憐「教えてlast note...」、春日未来「未来飛行」になる。

 

ここからが本編。

act4day2アリーナ3列目で私は天空橋朋花さんを"視"た。

act4day2のステージに天空橋朋花さんが"居"た。

私はミリアニで紹介程度でしか天空橋朋花さんのことを知らなかったが、ああこのアイドルが天空橋朋花かと、「鳥籠スクリプチュア」のソロパフォーマンスを見て思った。詠唱パートは圧巻だった。よく分からないけど、あれは天空橋朋花そのものなのだと思う。

 

初めて拝見したので勝手なことを言うことになるが、小岩井ことりさんが積み上げてきた10年が結実したパフォーマンスなのだと思う。他のキャストが8~10で担当アイドルを演じているならば、小岩井ことりさんの天空橋朋花は5~6で演じているように見えた。半分は天空橋朋花そのものに任せている感じ。その演技の半分をアイドルに任せるという感覚は10年のアイドルマスターのライブで培われるものなのかなぁとも思った。

ステージで「成る」瞬間を見に私はアイドルマスターのライブに足を運んでいるし、それはやはり儀式なのではと思わずにはいられない。

 

先程までアイドルマスターのライブに来ていたはずなのに急に天空橋朋花さんのライブになったので正直驚いていたのは本当だし、いい体験だった。

 

最後に一言述べたい。

前々から画面越しに見てて「ふーん」と思ってたけど、現地で見て確信した。

渡部優衣さんかわいい。